りーぬのブログ

内定先で、個人課題としてブログを書くことになりました。卒業(2019年3月)までに50記事を目指します。⇒無事に達成しました!これからはインスタとともに運用していきます。

読書レビュー『嘘を愛する女』ほか

 

今回は、小説から仕事術に関する本まで幅広くレビューしていきます。

 

 『嘘を愛する女 (徳間文庫)』(岡部えつ 著)
http://a.co/2OADZOZ

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長澤まさみさん、高橋一生さん出演で映画化もされた本。 

 

物語としては、5年も同棲していた彼に偽名を使われていた、職場も嘘だったということを知った彼女が、彼の過去をひたすら追いかけていく。特に大きなイベントが起きるわけでもないのだが、飽きずに一気に読み進めてしまった。

 

ネタバレがない範囲でいくと、心に残ったエピソードは、子どもが生まれると家族の関係性が変わっていくということ。

 

よく言われることだが、欧米では子どもを時々ベビーシッターに任せて、親が揃ってディナーやパーティーに行くいうことはよくある。そうやって時々、子どもの父親、母親としてではなく、男女としての時間を大切にしている。

 

一方、日本では子どもは親が育てるべきという風潮があって、ベビーシッターも一般的ではない。子供に対する責任感の表れであるが、愛し合っていた男女が恋心をなくしていったり、その結果、間に子どもが入らないと会話が成り立たなかったりするのは少し寂しいことではないかと思う。

  

そういえば、ドラマ「過保護のカホコ」でもそんな描写があった。ある意味共感性の高い、現代社会の問題の一つなのかもしれない。

 

必ずしもベビーシッターを雇う必要はない。ただ、家事にも育児にも仕事にも、愚痴りなくなるときはある。そんなとき、パートナーが忙しそうにしていたり、気遣う様子を見せてくれなければ吐き出すことは難しい。どんな方法でも、間違っていてもいいから、とにかく相手を大切に思っていることを言葉を尽くして伝えなきゃいけない。そんなことを考えさせられた本だった。

 

『一生使える見やすい資料のデザイン入門』(森重湧太 著)
http://a.co/0TJsOCk

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こういうデザイン系の本は、読む分にはすごく楽しくて、すでにちょっとでも勉強してると「そうそう〜」と思えるんだけど、実際に自分でそのレベルのアウトプットができるかはまた別問題。本をたくさん読むよりも、手を動かして誰かに見てもらうのが近道だと思う。

 

実際、私もパワポ講師をアマチュアでやっている友達にダメ出ししてもらったら、自分ではいろいろ考慮しながら作ったつもりでも、「なんでこの幅はこうしたの?」とか「なんでこの色を選んだの?」とか聞かれると答えに詰まるということがよくある。

 

ちなみに、それでもパワポを作り始めた高校生のときよりはだいぶ進歩した(当時は箇条書きマンだった笑)。

 

一朝一夕で身につくものではないのでとにかくアウトプットして、フィードバック受けてを繰り返すのみである。この本には、ダメなデザインがどうしたらよくなるのかが視覚的にも言語的にも理解しやすいので、作業しながら隣に置いておきたい感じ。そういえば近々ポスターをデザインする機会があるのでこの教訓を意識しつつ、楽しもーうっと。

 

時をかける少女 (角川文庫)』(筒井 康隆, 貞本 義行 著)
http://a.co/2MEB5gy

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中学生くらいのときに読んで断念した本。これ、筒井さんだったのね〜。苦手だ〜(笑)

 

さて今回は…

 

筒井さんにしては珍しい感じの作風で、読めないということはなかった。が、面白いとも思えず途中で休憩。設定も平凡だし表現も普通。この手のSFは発表当時はウケたのかもしれないが、今はなんだか陳腐に映ってしまう。何度も作品化され、ファンはたくさんいるのだろうけど、私には合わなかった。残念。

 

『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』(平野友朗 著)
http://a.co/7E9k458

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私はアルバイトでオフィスワークをしているので、メールはめちゃくちゃ使う。内部での連絡に使うときもあれば、大使館や企業の人との連絡に使うこともある。

 

私は初めての相手とメールをする際は、私の中で最も丁寧なメールをして、その相手のリアクションに合わせてカジュアルにしていく、という方針にしている。

 

あるとき、相手から「宛名は様じゃなくて、さんでいいよ」という言葉をいただいたときはありがたくそうすることにした。メールは相手の顔が見えない分、様子を見ながら対応していくのが無難という印象。

 

得に、年配の人なんかはめちゃくちゃ文面ルールに細かい方がいるので、信頼を得て対等なレベルで付き合っていくためにも、相手のルールに合わせたメールを作成する必要があると感じている。

 

メール内での敬語について、「させていただきく」という表現、昔は違和感ありありだったのだけど、いつの間にか違和感がなくなり、最近自分も多用していることに気づいた。言葉は生きているからルールが変わることももちろんあると思うけど、明らかに言いづらいし打つのも文字数が大変になるので使わないようにしていこう。

 

あと、この本の中で、メールの通知をオンにするかどうかっていう議論があったのだけど、私は絶対にオフ派。LINEとかもそうだけど、相手のタイミングで送られてきたものにいちいち反応していると自分作業が滞る。スマホで通知がある度に画面が明るくなる設定とか、私にとっては論外なんだけど、何かメリットあるのかな?今度誰かに聞いてみよう。そういう設定にしてるよっていう方もご意見待ってます!