りーぬのブログ

内定先で、個人課題としてブログを書くことになりました。卒業(2019年3月)までに50記事を目指します。⇒無事に達成しました!これからはインスタとともに運用していきます。

ヒジャブってなんだ?

 

 

ヒジャブってなんだ?

 

皆さんは「ヒジャブ」をご存知ですか?もしかすると、ピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

ヒジャブとは、このようにイスラム文化の女性が髪に巻いているスカーフのようなもの。

 

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皆さんに、イスラム文化はどれくらい浸透しているでしょうか。もともと私には、ヒジャブを使っている友人がいるのですが、「あ、そういう宗教なのねー」と思うだけで深く尋ねたこともはありませんでした。

 

そんな感じでほぼ関心を向けることなく過ごしていたのですが、こんなイベントがあることを知り、まさに「ヒジャブってなんだ?」と思い、参加することにしました。

 

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ヒジャブを身につける理由

イベントでは、普段からヒジャブを使用している学生たちが、ヒジャブを使用する理由を紹介してくれました。

 

ヒジャブを身につけるのは、「男女のお互いの理性を保つため」です。つまり、女性の髪や身体のラインは美しく、男性を誘惑してしまうことがあるため、イスラム教では家族以外の男性にそれらの部分を見せてはいけないことになっています。

 

私も試着させてもらったのですが、言ってみれば帽子を被っているような感覚で、それほど違和感はありませんでした。それよりも、なんだか高貴な人間になった高揚感というか、ときめきを感じました。女性の美しさを隠すものでありながら、隠していることの美しさというのでしょうか。機会があればぜひまた着てみたいです。

 

ちなみに黒いものをイメージする方が多いかもしれませんが、実にカラフルで、模様が鮮やかなものもたくさんあります。最近ではファッションとしての一面も持ち合わせているようです。

 

ヒジャブをつけ始める時期

宗教や地域によって差はあるそうですが、基本的には女性の身体つきになってきた段階でヒジャブをつけ始めるそうです。ただ、いきなりつけるのは恥ずかしいとか、抵抗がある人もいて、徐々に気持ちを作っていき、「着けよう」と自分が思ったタイミングで着けるらしいです。

 

直接お話を聞いた女性は、日本育ちのインドネシア人で、大学入学と同時にヒジャブを使い始めたそうです。高校生のときは、日本人の中で1人だけヒジャブを着けるにはやはり抵抗があり、先延ばしにしていたそうですが、人間関係が新しくなるタイミングで切り替えたそうです。心の声をよく聞いて、自分の考えに基づいて行動している感じがして、とても印象に残ったお話でした。

 

日本におけるヒジャブ

日本では、数年前からUNIQLOやAEONで売っているらしく、夏用はエアリズムの生地で作られているなど、日本でも結構いいものを購入できるのだそうです。

 

先述の彼女はオシャレも楽しみたいということで、ヒジャブの上にニット帽をかぶったり、長いヒジャブを黒髪ロングに見立てたり、日本でのヒジャブのあり方を模索しているのだそうです。

 

後日談

イベント後、私の友人はヒジャブを気に入り、家まで着けて帰ったそうです。その際、周りかどう見られるか、マイノリティになった気持ちを味わってみたというのです。(この発想にはとても驚きましたが、宗教を理解しようというひたむきな姿勢に心を打たれました。)電車に乗っても全く注目されず、逆に違和感を覚えたと言っていました。

 

終わりに

普段なかなか聞けないイスラム教に触れることができて楽しかったです。ヒジャブは差別的で抑圧的なものだと思っていたのですが、それを逆におしゃれに着こなしているという事実にも驚きです。宗教への関心がまた一段と高まりました。