りーぬのブログ

内定先で、個人課題としてブログを書くことになりました。卒業(2019年3月)までに50記事を目指します。⇒無事に達成しました!これからはインスタとともに運用していきます。

「あそぶんこう」の実態①ー早稲田大学文化構想学部卒業にあたってー

 

前回のブログで卒論との戦いを書いたが、卒論に取り組んでいると、

 

「あぁ、卒業までもう少しなんだなぁ」

 

と感慨深いような、さみしいような不思議な気持ちになる。

 

そこで今回は、5年間(!)在籍した早稲田大学や、文化構想学部について、実際に通ってみての感想や愚痴(笑)を書いていこうと思う。ちょうど受験シーズンなので、受験校選びに迷っている人や、「文化構想学部とはなんぞや?!」という方の参考になれば幸いだ。

 

※タイトルの「あそぶんこう」は後述します。

 

f:id:rinu830:20190130224715j:image

 

 

 「文化構想学部」って何?

 

そんな疑問をもつ方も多いだろう。

 

私は「文化構想学部(通称: 文構)」という何ともFランっぽい響きのある学部に入学した。2007年に設置された赤ちゃん学部で、そのときの学部名候補として「知のフロンティア学部」という、より一層頭の悪そうな名前があったというのだから驚愕である。略称は「知フロ」?いやいや、「文構」でよかった。

 

高校生のころ、受験校を決めるに当たって「専門を一つに決めるのは難しいなぁ」と思っていた。そんなとき、友達に誘われて早稲田大学オープンキャンパスに訪れ、文化構想学部を見つけた。文化構想学部は文化に関することを中心に人文系を幅広く学べる学部である。それまでどこもしっくり来なかった私が、初めて「あ、ここならいいかも」と思えた学部だった。

 

正直、入学するときだって100%学部のことを理解できていたわけではなく、とりあえず早稲田ならいいかという気持ちもあった。しかし、結果的に最高な学部を選んだな、と思う。今回はそんな文構のいいところを中心にご紹介する。

 

文構いいところ①履修の自由度

 

文構のいいところは、非常に自由に履修が組めるところだ。大学生を苦しめる必修というものがほとんどない、もしくは、あったとしても複数の科目から選べるのでそれなりに自分の興味関心に合ったものを選べる。

 

私は興味の幅が広い人間なので、この制度はとても合っていたと思う。

 

「経営」や「法」など、入学する前の段階で自分の専門を決めてしまうのは大変危険なことだったと思うし、専門を決めたところでその分野の1番になることはできないわけだから、それよりは様々な知識を横断的に身につけて、柔軟に対応できる自分であることのほうが、私にとってはとても重要なことだった。

 

実際に、「とりあえず法学部に入って鬼みたいなテストに4年間しごかれたものの、結局法関係の仕事にはつかない」というパターンもあるのだ。法律が必要になれば弁護士を雇えばいいのだし、興味がない分野で点数をとるだけの勉強はとてもつまらない。

 

文構いいところ②最強なメディア系

 

私の専門ではないので詳しく書けないのが申し訳ないが、学生の卒業後の進路を見ても、確かにテレビ局や出版社など、名だたる企業に進んでいる。制作側に限らず、あの「桐島、部活やめるってよ」の作者、朝井リョウさんも卒業していることからもお分かりの通り、作家の卵もたくさん在籍している。

※先日、私の友人も作家デビューしました!

 

数年前から重松清先生が教鞭を取り始めたり、その他有名な評論家やメディア関連の教授と関われるので、そちらの業界に関心がある人にとっては非常に魅力的なのではないだろうか。

 

その方面でご活躍されている教授のお話は刺激的で、私もメディア論やジャーナリズム系の講義を好んでよく受講していた。

 

文構いいところ③多様性

 

これは文構に限ったことではなく、早稲田全体に通じることかもしれない。さすが、「グローバル」、「多様性」を打ち出しているだけあって、いろんな人種に出会える。上もいれば、下もいる。幅も広い。

 

私自身、「4年で卒業する」という正規ルートから外れる決断を下せたのは、早稲田の自由な校風と、それに負けず劣らず自由で多様性に溢れる学生の影響があったからだと思う。

 

元乃木坂の彼女と同じクラスになることもあれば、上限である8年在籍しても卒業できない人に出会うこともある。会社を経営している人もいれば、約5万人の学生のうち、約5000人は世界からの留学生だ。尊敬できる人、目標にしたい人にたくさん出会えた。これは一生の財産だと思うし、恵まれた環境で過ごせて幸せだった。

 

文構に限って言えば、サブカル系やお嬢様系キラキラ女子など、比較的穏やか学生が多かったように思う。男女比率は男子4割、女子6割といったところだろうか。

 

さて、ここまでいいところばかりを述べてきたがそれだけではフェアじゃないし、むしろ読者が知りたいのは悪いところだろう。ということで次の記事は、ネガティブな面や、タイトルの「あそぶんこう」について。乞うご期待。