卒論奮闘記
先日、何とか卒論を提出した。毎年先輩方がヒーヒー言っているのを見てきて「アホか、もっと余裕もってやれ」と思っていたが、実際に取り組んでみると特大ブーメランとなった。
ということで今回は、1人でも後輩が卒論地獄を免れるよう、私の卒論との戦いを簡単に記すことにする。
卒論について(文字数、時間など)
私の学部では卒業するために最低2万字の論文を執筆する必要がある。学部によっては4万字だったり、英語での執筆が認められていたり、なんと卒論なしという学部まであるらしいので、高校生の皆さんは入学する学部選びの一つの軸にするとよい。
3年次から何となく構想を始め、ぎゅっと凝縮するとかけた時間はトータルで1.5ヶ月といったところ。以下、時系列に沿って詳しく述べていく。
春学期(テーマ決めと構想、中間発表まで)
「ほぼ卒業まで向き合う課題なのだから、テーマが大切!」と思っていたが、就活に力を入れていたため熟考したかと言われれば難しい。ちょうど就活を通して労働のあり方に関心をもっていたため、若干見切り発車状態で日本の労働に関する論文を書くことにした。中間発表前に1万字(最低文字数の半分)は書いておきたいということで、4年次5月の2週間で、前半約1万字を達成。
私の中間発表は6月4日だった。ご存知の通り、6月1日は就活解禁日。私の中間発表当日は、ゼミ生みんな就活で欠席、見事に教授との個人面談になった。
字数カウント:残り1万字。
夏休み(後半の構想)
前述の通り、2週間程度で最低字数の半分は書いてしまったため、気持ちが緩んで夏休みはほとんど手を付けなかった。その代償として、秋学期一発目のゼミの前、家で缶詰になった。後半1万字の構想に3日要した。
字数カウント:相変わらず残り1万字。
秋学期(後半の執筆、完成まで)
図書館と家を往復する日々。大学の図書館がいくつもに分かれているので、本を抱えながらあっちに行ったりこっちに行ったりと大忙し。ちなみにこの時期、周りの学生も大抵卒論真っ最中なので本の取り合いに注意。
私はこの時期に大好きなドラマを3週分録画した。後半1万字の加筆に2週間、最後の仕上げに2週間弱かかった。
特に締め切り前の最後の2週間が一番大変だった。書けば書くほど足りないデータは出てくるし、一晩寝かせて読み返すと論理がハチャメチャだったりする。それでも最終的に自分の書きたいことを全部書ききって納得度の高いものに仕上げることができた。
字数カウント:2万字達成!(結果的に3万字弱書いた)
終わりに
学部生の論文なので、ゴリゴリの研究内容が求められるというよりは、正しい引用の仕方や論の展開、大量の文献を読み込むといった基礎的な事柄の集大成になったと思う。
なんだかんだで終わってみれば、いい経験になった。一つの課題にじっくり向き合うことや膨大な文献を読み漁ることはなかなかないし、これから先、院にでも進まない限り学問に没頭するのも人生で最後だったかもしれない。
あとは1月の口頭試験を残すのみ。遅刻しなければ大丈夫、たぶん。