「ハローワーク」再び…。(筋トレや会計本のレビューあり)
今回は複数の本の簡単なレビューを。
- 『21世紀の「匿名」ハローワーク: 人には理解されないもうひとつの職業図鑑 (未来文庫)』(高城剛 著)http://a.co/7wYyyso
- 『女性のための売れるコピーライティング 女性に売るためのコピーライティング (WORDS c. 出版)』(山崎理恵 著)http://a.co/ceAyDs8
- 『人生の教養が身につく名言集―――「図太く」「賢く」「面白く」』(出口 治明 著)http://a.co/6dMzwWf
- 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~ (光文社新書)』(山田 真哉 著)http://a.co/h5AskvP
- 『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』(Testosterone 著)http://a.co/fSajMML
『21世紀の「匿名」ハローワーク: 人には理解されないもうひとつの職業図鑑 (未来文庫)』(高城剛 著)
http://a.co/7wYyyso
また見つけてしまった、このシリーズ(笑)。筆者がインタビューアーとなって、イロイロな職業の人に、彼らが表立って言えないこと聞き出していくという対談形式の本。個人的には前回のほうが好きだったかな?
前回のレビューはこちら↓
今回は、宇宙からきて今は学校の教頭先生として生活をしている、という人との対談が載っていました。それ自体かなーり怪しい感じなんだけれど、それでも興味深い考え方があったのでご紹介。
「未来があって過去がある。」彼は世界をそう捉えているという。
普通、時間は「過去から未来に流れる」と考えるが、それは西洋の考え方だ。では、彼の言う、時間が「未来から過去に流れている」とはどういうことだろうか。私は一度読んだだけでは理解できなかったのだが、彼が挙げたいくつかの例を何度も読み直してようやく理解した。彼の例を借りると、たとえば、テストで悪い点をとってしまったら、それは先週ゲームをしていたのが悪いのではなく、「まあこれくらいの点数だろう」と妥協した未来の自分がいたからということになる。もし、いい点数をとるぞ!という自分がいれば、ゲームなんてしなかったはずだ、と。つまり、過去を責めるのは意味がないのだそうだ。
なるほど~。自分の中でパラダイム・シフトが起こる瞬間があって、色んな人の話を聞くのは面白い!とひとりで感動してしまった。
もう一つ印象に残ったのは、小児科医がワクチンの是非について語っていたところ。
ワクチンなんて当然打つものと思っていたが、「異物を入れずに育てたい」、「ワクチンの必要性は、そもそも医者や製薬会社の陰謀だ」なんていう親がいるというので、不意をつかれた感じだった。ここに出てくる小児科医は、以前は患者さんにメリット・デメリットを懇切丁寧に話してワクチンを打つかどうか判断してもらったそうだが、ビジネス的には、「打ってください」「はい」ってなった方が楽だと気づいてしまったとか。まあ、単純に儲かるもんね。
医者の時間とコストっていう話でいうと、ずっと医者が足りないと言われてきたが、AIが代替してくれることによって将来的に医者が余ると予想する人もいるらしい...。どうなることやら。
『女性のための売れるコピーライティング 女性に売るためのコピーライティング (WORDS c. 出版)』(山崎理恵 著)
http://a.co/ceAyDs8
たしかに、理論で言えばこの本に書いてある通りなのだろうが、人の心をくすぐるってこんな簡単なことではない気がする…。上辺だけの話に終始している印象。
『人生の教養が身につく名言集―――「図太く」「賢く」「面白く」』(出口 治明 著)
http://a.co/6dMzwWf
知らない話がたくさんあって面白いんだけれど、もっと心が疲れたときに読んだ方が沁みそう。今とても元気なので、一回中断。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~ (光文社新書)』(山田 真哉 著)
http://a.co/h5AskvP
日常生活を切り取って、会計の話に結びつけるのが上手く、入り込みやすい。
私はその切り取るセンスが好きだった。 たとえば、不良債権の例として、洋服タンスに何年も入れっぱなしの洋服がいつの間にか使い物にならないほどカビがはえてしまっている、という具合だ。
趣旨とはズレるが、私は「入れっぱなしの洋服」に思い当たる節がありすぎて、衣替えと並行して史上最大の断捨離を決行した。(名誉のために言っておくが、カビは生やしていない。)
奮闘記は別ブログで。
『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』(Testosterone 著)
http://a.co/fSajMML
食べ物の選び方なんかも詳細に書かれているので、正しく健康的に痩せたい人にはぴったりかと!若いときは食事を疎かにしがちなんだけど(特に周りの大学生を見ていると、他人ながら私が心配になってしまいます...)、毎日のことだからこそ、いい食習慣を身につけなければいけないですよね。
もちろんこの本が100%正しいとは言いきれず、複数のメディアから情報を得て判断することが必要。それは私たちを、広告の謳い文句を鵜呑みにするカモではなく、よりよい消費者にしてくれるはず。
食トレと筋トレ、がんばろ。