機内で映画三昧、噂の映画を一気見してみた(復路編)
前回の記事の続きです。
『怒り』
すずちゃんのシーンは見ていられなかった。こういうところにも女性の権利の低さや人種差別が深く残っている。トラウマになるレベルできついシーンだった。
あおいちゃんは危うい女性役がハマりすぎ…。幼女のように見えるときもあって、すごい女優さんだなと思う。
『リリーのすべて』
メイン2人の演技はもちろん、リリーの人格を戸惑いながはも受け止め、支えたアイナーの妻・ゲルダは本当に強いと思う。自分の恋人がその人格を否定して殺してしまったら、普通正気ではいられない。今の時代だから、性的な矛盾を抱えた人がどれだけ苦しんでいるかがわかるけれど、この時代に、しかも自分がきっかけでリリーの人格が生まれてきたと知ったら、愛を貫けるかどうか、私には自信がないなぁ。映像も素敵だった映画。
『億男』
モロッコの描写がある映画ってあまり見たことないかもしれない。人の様子、温度感が伝わってきて良かった。
ストーリーとしては予想できる内容だったけれど、金と欲望、家族と愛という問題に、人は永遠に答えを出せない気がしてきた。
復路のほうが重い映画だったな...。往路から2週間しか経っていなかったのでコンテンツはそのままだったけど、今までで一番映画を見まくった道中でした。