ヨーロッパ旅行振り返り〜こぼれ話編〜
ヨーロッパ旅行関係は、これまでにアップしたもので終わりにしようと思っていたのですが、最後にもう一つ、こぼれ話編をお届けします。
生真面目日本人
ドイツでは、ドイツ人の友人Pに案内してもらいました。Pのお友達も含め、複数人で夜ご飯を食べていたときのこと。私のアルバイトの話になり、「高い給料もらっているんだから、高いPCでも何でも買えるでしょ!」と言われました。
生真面目日本人の代表格みたいな私は、「いや、アルバイトは固定給でドイツみたいにチップもないし、全然時給高くないよ。Macだけのために頑張れば買えなくもないけど」と答えました。
すると、「ははは、ジョークだよ。」
これ、伝わりますかね…?適切な例だったか、皆さんに上手く伝わったかは分からないのですが、とにかくこんな調子でジョークのオンパレード。何度そのような下りがあったかわかりません。
こういうとき、つくづく言語だけを勉強しても意味がないなと思います。文化ごと学び、身体に染みつかせないと、「会話」はなかなか成立しないのです。
例えば、日本人の間では「空気を読む」ということが自然と行われています。が、海外の人に空気の読み方を教えるのはとても難しいですよね。状況によって違うし、完全に正解というものもありません。私たちは、誰に教えられたわけでもなく、日本で生活する中で自然と身につけています。
そんな具合で、それぞれの国・地域・言語によって、会話を取り巻く雰囲気は違います。教科書にかじりついているだけではダメなんだと、痛感させられる瞬間です。まあこれが生きた言語を学ぶ難しさであり、楽しさなんですけどね。
中国語の効果的な勉強法③(有效学习中文的方法③)
さてさて、ついにラストです。
(ほか2つのおすすめ勉強法については前の記事をご覧ください!)
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玩(遊ぶ)
这是最我喜欢的方法。如果你有朋友,我建议你去玩儿。在台北两个星期里,我跟四个朋友去玩儿。这个方法有优点是不但你有问题的时候,你可以问他们,而且你可以更清楚他们的习惯和文化。如比,我注意到台湾人会迟到。一般来说,大约十分钟以后,他们才来。
これが一番私の好きな方法です。例えば中国語を勉強したいとき、中国人の友達がいるなら、ぜひ一緒に遊んでみるのをオススメします!私は2週間台湾にいる間、4人の友達と遊びました。この方法のいいところは、わからさことがあったときにすぐに隣にいるネイティブの友達に質問できることです。また、言語だけではなく、彼らの文化を知るチャンスにもなります。例えば私は、台湾人は10分~15分くらい遅れて来ることがあるということを知りました。
不用完美的中文。你可以也用英文。
完璧な中国語で話す必要はありません。中国語版ルー大柴になってもいいし、どうしても伝わらない時には英語を使っても絵を書いてもいいんです。
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少しでも参考になりましたでしょうか?すぐに結果がでるものではないからこそ、毎日の積み重ねが大切ですよね!
加油👍🏻(頑張ってください!)
中国語の効果的な勉強法②(有效学习中文的方法②)
前ブログの続きです。今回はみんな大好き、食事のときのオススメ勉強法をご紹介します。(写真は私の大好きな台湾のごはん、鶏肉飯です。)
今回も、中国語、日本語の順に書いていきますね!
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吃饭(ご飯を食べる)
你去餐厅的时候,你有很多机会学中文。
ご飯を食べにいくときも、たくさんのお勉強チャンスがありますよ。
- 在菜单,上你可以看到很多汉字。如果你不知道怎么说,你就应该点这个菜。这样你就会记很好。
- 你点菜和结帐的时候,你可以跟台湾的店员说话。
- メニューを見て知らない単語があれば、思い切ってそのメニューを注文しちゃいましょう。味と一緒に単語を覚えれば、絶対忘れないですよ!(味が外れてもそれはそれでいい思い出です。)
- 注文するときやお会計をするときはネイティブスピーカーと話すチャンス!リスニング&スピーキングの力試しをしましょう!
附带,我喜欢这个MIT撲扑克学习菜名的名字。是在華山1914文創园區买的。这个撲扑克上有台湾的美食。很可爱❤️
ちなみに、私はこのトランプがお気に入りです。MIT(Made in Taiwan)製品のもので、カードには様々な料理の写真と名前が乗っています(しかも3ヶ国語で!)デザインもめっちゃ可愛い!
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以上、2つ目の方法でした。次回につづきます。お楽しみに!
中国語の効果的な勉強法①(有效学习中文的方法①)
先日、17日間の短期留学で台湾に行ってきました。
一般的に、学生は教科書を使って中国語を勉強しますよね。でも、私はその他にもいくつかオススメの外国語勉強法があるので、この機会に私の勉強法を3つまとめてみたいと思います!
今回は中国語を例にしますが、どんな言語でも応用できる方法だと思いますので、外国語を勉強中の方はぜひ参考にしてみてください。
そして、せっかく中国語の勉強をしてきたので、中国語も併わせて記載してみます。中国語、日本語の順にいきますね!
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(中文)
一般来说,学生看课本学习中文。但是,我还有其他方法。看一看下边。
①学习
你看课本,你可以学习正确的中文。重要的事是知道在日常生活中怎么用那些的单词和文法。所以,我介绍给你们。请看看一下。
【第二课 自我介绍,是〜的】
同学:我的家鄉在目黒区。木村拓哉也在住这儿。
老师:真的吗?!台湾人都知道木村拓哉。但是他以前有名。
我:所以,他会是将来有名的人。
老师:哈哈哈!
同学:不是不是,她是开玩笑的!
我:我是认真的。请给我你的签名。
【第三课 比起来】
老师:那,跟日本的拉面比起来,台湾拉面怎么样?
我:跟日本的拉面比起来,台湾拉面很便宜。
同学:诶?我不觉得。
我:因为他有很多钱。
老师:啊~。原来如此。
同学:没有没有!她是开玩笑的!
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(日本語)
私の勉強法は教科書を全く使わないというわけではありません。教科書では辞書的に正しい文法や単語を学ぶことができます。大事なことは、日常生活の中でどのように使うかまできちんと知ることです。私は教科書で習った言葉を、その日のうちに会話で使ってみることにしていました。以下にその会話の例をご紹介します。
【第二課 自己紹介、強調構文(是~的)】
クラスメイト:私の家は目黒にあります。木村拓哉も目黒に住んでいます。
先生:そうなの?木村拓哉は台湾でも有名だけど、ちょっと昔の人って感じね。
私:だから彼(クラスメイト)が木村拓哉に代わる、次の有名人ですよ。
先生:あはは
クラスメイト:いやいや!違うって。先生、彼女(私)はただ、笑いをとってるだけですよ。
私:いや、全然真面目だわ。サインちょうだい!
【第三課 比較構文】
先生:じゃあ、日本のラーメンと比べて日本のラーメンはどうですか?
私:日本のラーメンと比べて台湾のラーメンは安いです。
クラスメイト:え、ほんと?僕はそう思わないな。
私:それは彼がお金持ちだからです!
先生:あ~。なるほど(笑)
クラスメイト:いやいや、もってないって!先生、彼女はまたジョーク言ってるだけですよ。
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いかがでしたか?言葉を実際に使った経験は、そのシチュエーションの記憶と共に、より深く脳に刻まれるそうです!
本当は、勉強法を3つ書くつもりだったのですが、2言語で書くのは思ったより大変だったので、残りの2つはまた別記事にしますね。
では、再见👋🏻(またね)
FP3級合格体験記
先日、ファイナンシャル・プランナー3級に合格しました✨
人生でほとんどノータッチだった分野に一発合格したので、今回はその体験記を記していきます。
受験理由
経済や金融とは無縁の学部で勉強しているのですが、授業中に教授がふと、「FP3級は受けておいたほうがいい」って言っていたんです。確かに、お金についての知識ないし、これから生きる上で知っておいたほうがよさそうだな(というか、一般常識も含めて勉強しておこ…)と思い、受験を決めました。実はこれはかれこれ3年前のこと。留学や就活で何かと忙しく、ズルズル先延ばしにしていたのです。
重い腰をやっと持ち上げ、2018年6月10日にテキストを購入しました。
落とし穴
「9月に受けるぞ、余裕やん😎」と思ったら…。余裕かましすぎて、申し込みを忘れました(締め切った翌日に「はっ!!!」となった)。初めての失態に自分でもドン引きました。
そして次の2019年1月に受験しました。一応ネットで他の人の勉強時間を見てみたところ、人によって差がありすぎて全然参考になりませんでした。ただ、経済学部の友人で何人か2級までもっている人がいたので、まあそれなりに勉強すれば大丈夫かなくらいのテンションでした。
使った教材&勉強法
教科書や問題集は定番そうなこちらの2冊を使いました。
みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2018-2019年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
- 作者: 滝澤ななみ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2018/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2018-2019年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
- 作者: 滝澤ななみ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2018/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
参考までに、私のスペックは、早稲田生ではありますが、FP絡みのお勉強はサッパリ。一般の社会人が常識として知っているような内容も、これまでの人生でノータッチでした。ちょっと前に、金融系ベンチャーでライターをしていたので、株なんかの基礎知識は少しだけありましたが。
2ヶ月前
教科書を2周じっくり読みました。分からないことばかりですが、とにかく読んで内容理解に努めました。セクションごとに簡単な問題がついているので教科書を調べつつ、解いていました。
1ヶ月前
その後、問題集に取り組みました。が、この段階で実技はさっぱり解けなかったので、学科を1周、教科書を1周してから実技に取り組みました。ちなみに、この問題集は過去問からも出ているので、いくつか似た問題が本番も出てきました。このレベルの問題が出てきたら絶対に得点するぞと、問題集も間違えたところを中心に2周しました。
1週間前
問題集には過去問が1回分ついているので、時間を図って腕試しするのがいいと思います。私はこの時点で6割ちょいでした。ただ、ケアレスミスなどもあり、7割くらいはとれるようだったので、知識があやふやなところを中心に最後の1週間は知識を定着させることに徹しました。問題集や過去問を解いている中で、教科書の内容が頭に入っていればほぼ満点をとれるだろうと思ったので、試験直前のこの段階で、もう一度教科書を読み直しました。すると、初めて読んだときより断然理解度が高まっていて、自信にも繋がったのでオススメです。
プラスして過去問をもう数年分解ければよかったのですが、そこまでの時間はありませんでした。
当日
学科は2時間ありますが、ほとんどの人は1時間で退出していました。私も早めに退出して学科の答え合わせをしたり(ここで答え合わせをしても実技の得点につながるわけではありませんが、モヤモヤしたままは嫌なので😅)、実技の対策をしたりしていました。ここで、ランチを含めて2時間くらい休憩できたので、かなりありがたかったです。受験日の夕方には公式の解答が発表されたので、そこで自己採点して、ホッと一息つきました。6割で合格のところ、約85%得点できていました。
受験を終えて
特別自慢できる級でも点数でもありませんが、自分で目標を設定して合格できたことは、間違いなく自分の自信になりました。ここで得た知識も、これからの人生で絶対に必要なものなので、受けて損はないと思います。これから受験する方、ぜひ頑張ってください!
ヨーロッパ旅行振り返り〜気づき編〜
ぼーっと遊んだだけではもったいないので、記憶がしっかりしているうちに簡単に気づいたことをまとめておきます。今回は3点!
気候
旅行前、「冬のヨーロッパ」と言えば、閑散としていて凍える寒さというイメージで、ビビっていました。でも、結論から言うと、しっかり防寒していけば寒さに弱い私でも耐えられました。UNIQLO最高🙏🏻✨私はシームレスダウンとウルトラライトダウンにお世話になりました。
夏は、ヨーロッパ各地でみんながバケーションをとるので、観光地は混雑するのでしょうが、今回はオフシーズンだったためどこも並ぶことなく、快適に過ごすことができました。結構おすすめです。
街づくり
飛行機からの景色が、いかにもヨーロッパらしくてつい写真を撮ってしまいました。
教会を中心に街が作られていて、民家がまとまって点在している感じ。
こちらはドイツのフライブルクの写真なんですが、オレンジ色の屋根と青空がとても綺麗でした。
日本では、電車の沿線が発達していきますが、ヨーロッパでは、都市と都市をを結ぶように電車(新幹線のようなもの)が走っています。都内の電車と聞いてイメージするような、街内のちょっとした移動にはトラムという路面電車を利用すると便利です。
建築も、歴史を感じるものばかりで、特にフランスのストラスブールで見た木造建築が印象的でした。街の石畳は、雑誌に出てくるような素敵な雰囲気を醸し出していました。
買い物
日本に比べてオーガニック商品やエコグッズがとても多い印象です。日本には上陸していないブランドもたくさんあるので、オーガニック化粧品や、竹でできたバンブーマグなどはお土産にもぴったりだと思います🎁
おわりに
人や街の様子を観察するのはとても楽しかったです。もっといろんな国を見てみたいな~。
学問系読書レビュー
珍しく学問系(?)の本をレビューします。一応学生なのでたくさんの学術書を読んでいるわけですが、専門以外はこうして一般用に書かれた本を読むことも多いです。
『「なるほど!」とわかる マンガはじめての嘘の心理学 [マンガ心理学シリーズ]』(ゆうきゆう 著)
テレビでメンタリストのDaiGoが、人の細かい仕草からガンガン心理に迫っていくのを目の当たりにしてすごいなぁと思い、チョイスしました。もちろん、なんでもお見通しの神になれる学問でないことくらいはわかっているのですが、それでも久しぶりにワクワクしたので。
人の心はそんなに単純ではないけれど、ある程度の見極めができると、人を観察するのが面白くなると思います。そのヒントがたくさん載っていて読み物として面白い本でした。
『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』(山口 周 著)
結構時間かけてじっくり読みました。
これまで大して哲学を勉強してこなかった私でも、哲学を学ぶ意味や、これまでの自分の学びとの有機的な繋がりが感じられて、抵抗なく哲学の世界に入り込めるような感覚でした。
私のように、哲学に興味がありながらも挫折を繰り返してきた人はたくさんいるのではないでしょうか。この本の中では、どうして挫折してしまうのかという問いが導入としてあって、実に私という読者に寄り添ってくれているように感じました。
以下、いくつか印象に残ったポイントを備忘録として。
・近年、企業というゲゼルシャフト的な共同体が、村のようなゲマインシャフト的な性格をもつようになってきているので、結局はテンニースの言うようなゲゼルシャフトにはなっていない。
・アリストテレス「妬みを抱くのは 、自分と同じか 、同じだと思える者がいる人々である 。ところで 、同じ人と私が言うのは 、家系や血縁関係や年配 、人柄 、世評 、財産などの面で同じような人のことである 。」
・中国の捕虜となった米軍人が共産党に洗脳されていった話。事実と感情に矛盾が生じた場合、とった行動はなかったことにはできないので、意識を変えるようになる。
・報酬では創造性は上がらない。
・「地理的な空間 、あるいは歴史的な時間の広がりを持った人であればあるほど 、目の前の状況を相対化してみることができるようになる」。
そうそう、私はよく海外旅行に行くのですが、経験や知っていることが増えれば増えるほど、状況判断が的確になって、生きやすくなると思います。それはたとえば読書でも代替されうると思うし、方法は無限にあります。私はいろんな方法でインプットするのが楽しいし、とにかく知の武器を身につけ続けなければいけないと思っています。